占いは、人々が未来や現在の問題に対する答えを求めるための手段として、長い歴史を持つ文化的要素の一つです。
しかし、電話占いは手軽に利用できるため、依存症に陥ることもあります。
このような状態に陥ると、電話占い依存・占いジプシーと呼ばれることがあります。
実際に電話占いに依存してしまった方の体験談から、3つのポイントを紹介します。
- 依存しやすい人の傾向や原因
- 電話占い依存の怖さ
- 占いジプシーから脱却する方法
今回は依存の怖さについて綴っていきますが、電話占いの利用は決して悪いことではありません。
依存してしまう原因・克服する方法について、ポイントを抑えておきましょう。
電話占い依存とは何か?占いジプシーとの違い
「電話占い依存」と「占いジプシー」は、どちらも占いに依存し、それが日常生活に深刻な影響を与える状態のことを指します。
それぞれ特徴と原因が異なるので、違いを分かりやすく表にまとめました。
項目 | 電話占い依存 | 占いジプシー |
特徴 | 電話占いへの過度な依存 | 占い師や占い方法を次々と変えてしまう |
原因 | 心理的な不安やストレス | 満足のいく結果が得られない不安 |
症状 | 自己判断力の低下 財政面での問題など | 決断力の低下 占いへの執着 |
問題 | 人間関係の悪化 精神的な不安定さ | 占いへの過剰な期待 信頼性の欠如 |
対策 | 自己分析や自己認識の向上、心理的サポート | 占い師の選択基準を設定し、問題解決能力の向上 |
「電話占い依存」は、占いを受けないと落ち着かない、常に占いに頼るようになることが特徴です。
一方、「占いジプシー」は、1つの悩みをいろんな占い師に当たり次第に相談してしまうことが特徴です。
- 自分が欲しい答えが出るまで占い師を変えてしまう
- 複数の先生に相談して答えが一致しないので正解を探してしまう
このような状態に陥ると、仕事や学業に集中できなくなり、家族や友人との関係が悪化したり、また、お金を無駄に使ってしまうため経済的な問題も生じます。
最初は軽い気持ちでも、ここから依存のはじまりにあるケースもあるので、その兆候がみられた場合は早期対策が重要です。
占いジプシーの原因は「ご褒美を求める回路」ができるから
厚生労働省によると、依存は意思(心)の弱さからくるものではなく、脳に「ご褒美を求める回路」ができるせいなのだそう。
たとえば、電話占いに依存してしまった方の脳には、このような回路が出来上がっていると考えられます。
占い師に相談することで、不安や辛さが解消される体験を脳が強く覚えてしまうと、「占いをすれば苦しみから解放される」という回路が働いてしまうようになるのです。
つまり、誰でもなりえるってことです。
今依存に悩んでいる方は「自分の心が弱いせいだ」と自分を責めるのではなく、“脳内で回路が働いているんだ”と客観視するようにしましょう。
参考資料:厚生労働省(依存症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html
電話占い依存は復縁希望の女性が多い
電話占いに依存してしまった人について調査をしていると、「元カレと復縁したい」と悩んでいる人が多いようです。
そのほかには、
彼氏の浮気や不倫、進展しない片想い
- 彼氏の浮気や不倫
- 進展しない片想い
など、基本的に恋愛が上手く行っていない人が多い傾向にあります。
こういったお悩みの場合、最初から強い不安を感じて(冷静さを失って)電話占いに相談する方が多い傾向があるようです。
もしかしたら、脳内にご褒美を求める回路ができやすいのかもしれないですね。
電話占いは危険?実例から知る占い依存の怖さ
ここまでの内容からわかる通り、
- 自分で思考することができなくなってしまう
- 利用金額が高額になる
この2つが、電話占い依存の怖さです。
ここからは、実際に質問サイトに投稿された依存相談のケースをご紹介します。
《実例》質問サイトに投稿された相談
引用元:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2006/1224/113794.htm(発言小町)
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12111009622(知恵袋)
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1395266548(知恵袋)
クレジットカードの返済に追われてしまう方もめずらしくありません。
中には、借金が膨らんでしまう方も実際にいらっしゃいます。
そのため、電話占いは計画的に利用することがとても大切です。
【占いジプシー体験談】元彼と復縁したい一心で占いジプシーになってしまった女性の末路
こちらのエピソードは、利用金額は15万程度と大金ではないですが、依存度は深刻です。
自分で思考することができない状態に陥る原因としては、医学的に「脳」の仕組みにあると説明されています。
電話占い依存を克服する方法は、電話占い利用の回数を減らす!
依存状態から抜け出すためには、厚生労働省が推奨するように、依存している物事から距離を取ることが有効です。
無理に占いをやめようとすると、反動で逆効果になることもあるため注意が必要です。
まず、占いを徐々に減らす意識を持ち、占いをしたくなる原因や状況を理解することが大切です。
ここでは、電話占いの利用回数を減らすためのいくつかの方法をご紹介します。
悩みを自己分析!占いは答え合わせのイメージで利用
電話占い依存から脱却する第一歩として、まずは悩みを自己分析してみるクセを付けていきましょう。
自己分析をした上で、答え合わせをするイメージで占い師に相談すると良いです。
自己分析を繰り返して制度を上げて、電話占いに相談する回数を適正に戻すことを目標にしましょう。
《自己分析の方法》別れた彼と復縁したいとき・・・
例えば、彼に「今は仕事に集中したい。嫌いになったわけじゃないけど、友達に戻ろう」とフラれてしまったとします。
この彼の発言を分析してみましょう。
【ステップ1】仮説を立てる
別れの理由(発言)から考えられる彼の意図を、思いつく限り全て書き出していきます。
この時点では正しくなくても良いので、とにかく思いついたもの全て書き出してください。
たとえば・・・
- 本当に仕事に集中したい。嫌いになったわけじゃないので友達として繋がっていたい。
- 彼女の存在が重くなった。復縁する気はないが傷つけないために友だちに戻ろうと言った。
- 他に好きな人が出来た。スムーズに別れられるように友達に戻ろうと言った。
【ステップ2】検証する
可能性の低いものを削除していきます。
1つに絞る必要はありません。可能性が高いものは全て残しておきます。
たとえば・・・
- 彼は独立したばかりで仕事が大変そうだった。なので①は残し。
- 別れる前、彼にわがままな態度を取りすぎていたので重かったのかも。なので②は残し。
- 彼の性格上好きな人が出来たら正直に言うはず。なので③は削除。
【ステップ3】対策を考える
ステップ2で絞り込んだ原因に対して、「どうすれば復縁の可能性を高められるか?」を考えてみます。
今回の例では、この2つに絞られました。
- 本当に仕事に集中したい。嫌いになったわけじゃないので友達として繋がっていたい。
- 彼女の存在が重くなった。復縁する気はないが傷つけないために友だちに戻ろうと言った。
ここから導き出される答えとしては、
仕事で手一杯の彼に復縁を迫るのは負担をかけてしまう。わがままになりすぎたことはLINEで謝罪して、彼からの連絡を待つ。
といったところが妥当でしょう。
その悩みに対して仮説を立てて、検証してみてください。
色んなお悩みに応用できるので、試してみる価値ありです!
毎月の予算に合わせて、電話占い利用スケジュール帳を作る
電話占いは、計画的に利用することがとても大切です。
毎月いくら使うか、生活に影響が出ないように限度額を設定しましょう。
おすすめの金額は上限2万円
一ヵ月2万円でどれくらい相談できるか、シミュレーションしてみましょう。
鑑定料1分300円の先生に相談する場合
- 15分の相談を月4回 → 18,000円
- 20分の相談を月3回 → 18,000円
- 30分の相談を月2回 → 18,000円
もし、1週間~2週間で3回以上相談してしまう方は、予算を超えてしまう恐れがあります。
自己分析をして、相談したい質問や悩みをまとめておき「電話占い利用スケジュール帳」を作っておくことをおすすめします。
霊視能力+カウンセリングや心理学的な鑑定のできる占い師を選ぶ
占い師の選ぶ際は、高い霊視能力に加えて、カウンセラーとしての経歴や、心理学を学んだ経歴のある先生を選ぶのがベターです。
お悩み相談に合わせて、占いに依存してしまいがちな状況を伝え、不安を感じたときの対処法を聞いてみると良いでしょう。
占い調査団がおすすめする先生方はコチラ!
電話占いフィールの萌先生
霊視能力が非常に高く、お相手の気持ちを見抜く力がスゴイと評判の萌先生。
NLP心理学での鑑定や、不安やネガティブ思考を整えるというレイキヒーリングも可能です。
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電話占いウラナのあいか先生
あいか先生は、鑑定暦10年以上のベテランの先生です。
優れた霊視能力で、出来事の予兆や、人の本質を視ぬきます。心理カウンセリングも可能です。
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占い依存症をチェック!10の質問でハマりやすさを診断
占いに依存しているかどうかを簡単にセルフチェックすることができます。
以下質問に当てはまる項目を選択して結果を確認してください。(質問は全10項目あります)
- 診断フォームはあくまで参考程度に考え、結果に過度な依存をせず、必要に応じて専門家に相談することが重要です。
まとめ
この記事で重要なポイントはこちらの2点。
- 依存の原因は心ではなく脳の仕組みによるもの
- 依存から抜け出すには電話占いの利用回数を減らすこと
電話占いの利用回数を減らことで、依存から脱却できると保証するものではありませんが、徐々にコントロールするようにしてきましょう。
一人では難しいという方は、身近な信頼できる人に相談して協力してもらうこともおすすめです。
本来、占いは悩んで苦しんでいる人の手助けをするものです。
最終的に判断して行動を起こすのは自分であることを忘れないようにしましょう。
- 占いジプシーとはどういう意味ですか?
- 一人の占い師や占いの方法に固執せず、次々と異なる占い師や占いの方法に頼ることで、過度な依存状態に陥ってしまう現象を指します。
この状態は、占いによる一時的な安心感や期待感に依存し、現実の問題や悩みを解決するための努力を疎かにすることが原因となります。 - 占いにハマる人の特徴は?
- 占いにハマりやすい人に共通している特徴があります。
- 不安やストレスが多い
- 自己判断力が低い
- 情緒不安定
- 変化を求める傾向
- 人間関係での依存傾向
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