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医療脱毛について、こちらの記事で詳しく解説します!
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目次
医療脱毛の麻酔とは?
医療脱毛では、痛みに不安を感じる人や痛くない脱毛を希望する人へ、麻酔を使って痛みを軽減してくれます。
麻酔を使う理由は、医療脱毛でしかできない永久脱毛のデメリットを回避するためです。
医療脱毛は、毛根を破壊する強いレーザー照射で脱毛したり、毛穴ひとつずつに絶縁針を入れて発毛細胞を破壊したりと永久脱毛できる分、強い痛みを伴いやすいのがデメリットです。
麻酔は医療機関だからこそ使用できるので、痛みをほぼ感じることなく脱毛できます。
医療脱毛に使われる麻酔の種類と効果
医療脱毛で使う麻酔には種類があり、痛みの軽減度合いや使用前後の注意などがあります。
種類によって特徴が違うので、自分にはどの麻酔が合っているのか確認しておきましょう。
麻酔クリーム
麻酔クリームは、脱毛する部位に直接クリームを塗り感覚を麻痺させる麻酔です。
脱毛する30分前に麻酔クリームを塗り、少しずつ肌の感覚が鈍くなるのが特徴的です。
軟膏タイプなので手軽に利用できますが、効果の持続時間が短いのがデメリットです。また、麻酔クリームに含まれる成分によって、アレルギー反応が起こる可能性があります。
肌が弱い人や以前に麻酔クリームでアレルギー反応があった人は、使用前にかならず医師に相談してください。
麻酔テープ
麻酔テープは、脱毛する部位に直接テープを貼り感覚を鈍くさせる麻酔。
テープを張ってから約1時間で麻酔の効果が高まる手軽さが特徴です。
肌の感覚を麻痺させる薬剤は、麻酔クリームと同じくリドカインなどが含まれています。ただ、麻酔クリームに比べて麻酔テープの成分量が少ないので、効果の持続時間が短いです。
麻酔クリームの方が塗布から麻酔効果までの時間が長いことや持続効果などから、あまり取り扱っているクリニックは少ないです。
笑気麻酔
笑気麻酔は、特殊な器械で麻酔ガスを吸入して体全体に成分を取り込む麻酔です。
笑気ガスを吸引後、約2~3分でお酒で酔った時のようなふわふわとした感覚になります。
笑気麻酔は全身麻酔ですが、完全に意識が失われることはありません。吸入した麻酔ガスによって体はリラックスした気持ちが続くので、脱毛に対する不安や怖さを軽減できます。
麻酔の効果が弱まっても脱力感が続くので、車の運転や外出は控えた方がいいでしょう。また、笑気麻酔は鼻から吸引するので鼻炎や花粉症などで鼻呼吸が苦しい時は、使用できない場合があります。
静脈麻酔
静脈麻酔は、点滴によって鎮静作用のある薬剤を全身に送る麻酔です。
麻酔の持続効果が高く、脱毛中は意識が薄いので「気づいたら終わっていた」とストレスなく施術できます。
静脈麻酔は手術でも取り扱う方法で、脱毛に使う麻酔の中でも効果が高いです。麻酔する4時間前は絶食、車の運転はNGなどいくつか注意事項があるので守らなくてはいけません。
麻酔の中では体への負担が比較的少ないといわれていますが、脱毛当日の生活に対する影響が大きいことから、最終的な麻酔として準備するクリニックが多いです。
それぞれの麻酔には長所と短所はありますが、医療レーザーによる痛みは完全ではないですが抑えることができます。
痛みに弱い方や不安な方は、クリニックの医師に相談して自身にあった麻酔を選びましょう。
参考文献:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10886276/
医療脱毛の麻酔の平均的な料金
医療脱毛の多くで用意しているのが「麻酔クリーム」と「笑気麻酔」です。麻酔を用意している大手クリニックの料金から、相場を算出してみました。
麻酔の種類 | 副作用 |
---|---|
麻酔クリーム | ・手のしびれ、肌のかゆみ、肌の刺激、蕁麻疹など |
麻酔テープ | ・発疹、肌のかゆみ、肌の刺激など |
笑気麻酔 | ・めまい、吐き気、不快感など |
動脈麻酔 | ・吐き気、頭痛、発熱など |
麻酔クリームより笑気麻酔の平均相場が低いのは、麻酔の料金が「分単位」や「1部位」で計算するクリニックが多いからです。
基本的に30分で3,300円や1部位2,200円など、脱毛する範囲や部位によって違います。
例えば、笑気麻酔で全身脱毛60分する場合、分単位で料金を計算するクリニックなら6,600円かかります。
麻酔クリームは1本あたりで計算するクリニックがほとんどなので、コストを考えるとクリームの方が安いです。
痛みに対して極度の不安がある人や持続効果とコスパが気になる人は、麻酔クリームと笑気麻酔を併用するのも可能です。
脱毛の痛みの原因と痛みを感じやすい部位
脱毛の痛みはまったく感じない部位もあれば、弱い照射パワーでも強い痛みを感じる部位もあります。
どの部位が痛みを感じやすいのか、原因と一緒に確認しておきましょう。
VIO
VIOは全身の中で一番痛みを感じやすい部位。その原因は次の2つです。
- 皮膚が薄くて骨がすぐ下にある
- 太くて濃い毛が密集して生える
アンダーヘアを見るとわかるように、小さな面積に肌が見えないほど黒くて濃い毛が生えています。
医療脱毛のレーザーは、メラニン色素の量が多い毛ほど反応が強く、照射パワーも高めて施術するので痛みを感じやすいのです。
また、VIOは皮膚の下にすぐ骨がありとてもデリケートな部位。少しの強さでも衝撃を受けやすいので、医療レーザーの強いパワーが反応して痛みを伴うのも原因のひとつです。
VIOの痛みについて知りたい人は、こちらの記事もおすすめです!
顔
あまり痛みを感じにくいと思われがちな顔ですが実際は痛みを伴います。痛みを感じる原因は、次の4つです。
- 太くて濃いヒゲが生えている
- メラニン量の少ない産毛が多い
- 皮膚が薄く肌の下にすぐ骨がある
- 日焼けで肌の色が黒い
顔は医療脱毛で痛みを感じやすい「レーザー反応の強さ」の条件が多くマッチする部位です。
例えば、太くて濃いヒゲを脱毛やメラニン量の少ない産毛を脱毛するには、医療レーザーの出力を高くしなくてはいけません。
医療レーザーの出力を高くすると痛みもどんどん強くなります。
顔は皮膚が薄いので照射パワーの衝撃が伝わりやすく、他の部位よりも強い痛みを伴いやすいのです。
ヒゲ脱毛に興味がある人は、こちらの記事もおすすめです!
脇
一番人気のワキ脱毛ですが、痛みを伴いやすい部位でもあります!その原因は、次の3つです。
- 太くて濃い毛が生えている
- 皮膚が柔らかく敏感
- 普段衝撃を受けにくい部位
ワキ毛はVIOのように太くて濃い毛が密集して生えています。
毛の生える範囲は狭いものの、皮膚が薄く普段の生活で刺激を受ける機会が少ないので、医療脱毛の高い照射パワーで強い衝撃を受けて痛みを感じやすいです。
ただ、痛いのは初めの1~2回だけで、脱毛を続けることで毛が細くなることや一度経験していることからあまり痛みを感じにくくなりますよ。
麻酔のリスクや注意点とは?
脱毛で使う麻酔には、種類別に副作用があります。リスクについて事前に確認しておくと、後悔しない脱毛ができますよ。
麻酔の種類によりますが、脱毛で使う時はいくつか注意点があります。
- 麻酔クリームや麻酔テープは効き始めまで時間がかかる
- 以前、麻酔を使ってアレルギー反応がある人は使用できない
- 麻酔後は肌のかゆみや喉が乾きやすいなど
脱毛で使う麻酔は大きく分けると2種類あります。
- 施術する一部位だけの皮膚を麻痺するタイプ
- 全身の感覚を鈍くするタイプ
皮膚の一部だけを麻痺する麻酔クリームや麻酔テープは、以前の手術でアレルギー反応が出た経験がある人は利用できません。
例えば、歯科治療で麻酔テープを使ったところ、吐き気や体のふらつきなど副反応が出たなどです。
アレルギー反応がある人は、同じ薬剤によって体が拒否する可能性があるので使用できない可能性が高いです。
また、全身の感覚を鈍くする笑気麻酔や動脈麻酔は、施術した翌日まで気分が優れない場合があるので、仕事やお出かけは控えた方がいいでしょう。
麻酔クリームや麻酔テープでアレルギー反応はきわめて低いと言われています。
成分であるリドカインによるアナフィラキシー反応も0.00007%と推定されています。
過度に気にすることはないですが、不安な方は使用せずに出力を下げるなどの対応をお願いしましょう。
参考記事:
https://isegaoka-naika-clinic.com/archives/1904
https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/3147/1/113_404.pdf
医療脱毛の麻酔Q&A
医療脱毛の痛みを少しでも軽減するために麻酔を使いたいけど、「痛みはどれくらい消えるのか」や「体への影響はないか」など気になる部分がありませんか?
脱毛で使う麻酔について、よくある質問をまとめました。
麻酔を使用すると完全に痛みは消える?
医療脱毛で使う麻酔は、効果が比較的弱いタイプです。痛みに関しては個人差がありますが、完全に消えることは難しいでしょう。
医療脱毛で麻酔を使用する人は多い?
医療脱毛クリニックの多くでは、痛み緩和のために麻酔を用意していますが、利用する人はあまり多くありません。
麻酔が効かないこともある?
残念ながら選んだ麻酔が効かず、痛みを感じてしまう場合もあります。
VIOにも麻酔クリームを塗っても大丈夫?
麻酔クリームはVIO脱毛で塗っても問題ありません。クリニックによりますが、事前カウンセリングで麻酔クリームを処方され、施術当日に塗ってくるように伝えられます。
麻酔は人体に影響や副作用はあるの?
医療脱毛クリニックで使う麻酔は、麻酔クリームと笑気麻酔がほとんどです。この2種類は麻酔の中で副作用が少なく効果があるタイプなので、人体へあまり悪い影響を与えません。
まとめ
医療脱毛は麻酔を使うことで痛みを軽減できます。麻酔の種類や体質によって、まったく痛みを感じない人もいれば多少痛みを感じる人もいます。
料金は脱毛コースに含まれているクリニックもあれば、別途請求の場合もあります。
医療脱毛の痛みが不安で悩んでいる人は、脱毛カウンセリングで麻酔について確認してくださいね。
- ※1,脱毛用ロングパルスアレキサンドライトレーザーによるフルフェイストリートメント 岩城 佳津美 日本美容外科学会会報 26 (1), 19-25, 2004-03-25
- ※2,The C8/144B monoclonal antibody recognizes cytokeratin 15 and defines the location of human hair follicle stem cells
- 日本美容外科学会
- 日本医学脱毛学会
- 日本スキン・エステティック協会
- 日本レーザー医学会
- アメリカ食品医薬局(FDA)
- 医薬品・医療機器 |厚生労働省
- 医療法における病院等の広告規制について
- 医薬品等の広告規制について
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
- 消費者庁「景品表示法」
- 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」
- 政府広報オンライン「美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したいポイント」
- シネロン・キャンデラ社
- 医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)
- 独立行政法人国民生活センター「美容医療サービスはクーリング・オフできる?」
- 医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて
- 医業類似行為に対する取扱いについて
- なくならない脱毛施術による危害
- 消費者庁「脱毛エステ契約のポイント」
- 日本麻酔学会「麻酔を受けられる方へ」
- 厚生労働省「麻酔行為について」
- 厚生労働省「美容医療サービスチェックシート」
- 医薬品医療機器総合機構「医療機器「ロングパルスアレキサンドライトレーザ GentleLase Pro」の適正使用について」
- 日本医学脱毛学会「医療脱毛に使用される脱毛機の種類」
- 日本医科大学「レーザー脱毛の機種,出力の違いにおける組織学変化の検討」
- 医薬品医療機器等法に関する報告の制度について
- 日本クレジット協会「クレジットの支払方式の種類」
- 日本皮膚科学会「レーザー脱毛の注意点」
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