\タロット占い/
田野うづわ先生にインタビュー
津波で被災した地域に住んでいたので、それまでの生活や考え方だけにとどまらず、職業までガラリと変わってしまいました。太平洋プレートめ。
当時、仲間数人と支援物資を集めて避難所に運ぶことを趣味にしていて。
そこで現実と向き合ううちに「簡単に消え去る物質的な豊かさよりも心の癒しの方が大切なのではないか?」という想いが強くなっていったのです。
そこから「セラピーもヒーリングもできない私ができることは何だろう?」と自問自答した結果、小さいころに好きだったタロットカードにたどり着きました。
占いにはエンタメ感もありますし。きっと楽しんで癒されていただけるであろうと。
こうして東日本大震災に翻弄されたひとりの占い師が誕生した次第であります。
自分でも何を言っているのかよく分かりませんが、とにかく勝ちなのです。
トレーディングカードのような「絵が描かれたカード」の魅力に男の子は(きっと女の子も)あらがうことなどできません。
カードを持っているだけで、こう、無敵感みたいなものが沸いてきます。
私はネコと戦ったら負けるくらい弱い人間なので、タロットカードを持ったときの無敵感はとても重要な要素なのです。
それは実占時にも少なくない影響を自分にもお客さまにも与えていると思います。
私は東北でいちばん小さな町、つまり片田舎に住んでいまして。
通える範囲にタロットを教えてくれる方がいなかったのです。
ですので、売られている占い教本だけではなく、海外の占いサイトを(機械が)翻訳して勉強したりもしていました。
今はオンライン教室がありますし、書籍も充実していますし、楽しい時代になりましたよね。
タロット占いは西洋占星術や数秘術の知識も必要になりますし、さらにはキリスト教圏の文化や西洋哲学なども大切な要素です。
これら「占いスキル」の勉強に終わりはありません。楽しいから終わらせたくありません。
するとどうなるのか?
「占い師スキル」の勉強が疎かになるのです。
接客スキル、コミュニケーションスキルと言い替えても問題ないと思います。
師匠がいないために、この「占い師スキル」の重要性に気づくのが遅れてしまったのですね。
するとどうなるのか?
初鑑定で滝のような汗が流れました。
ももも申し訳ございません。
日本には医師法と弁護士法というルールが存在しますので、何卒ご理解いただければ……。
ですので、結果的に得意なジャンルなのかもしれません。
私自身は悲しいくらいモテないというのに。
ちなみに、恋愛系の約半数が不倫関係の悩みでありまして、なんだろう、強く生きていこうぜ、日本。
自分で言うのもアレですが、柔らかい雰囲気の占い師なのだと思います。
確かに造形的にも私には筋肉がほぼありません。たるんたるんです。
「調理担当者さんって火が怖いんじゃない?」ということが当たりまして。
その後すぐに経営者さんが動いてくださって、嬉しい思い出となって記憶に残っております。
近隣で対面鑑定をしている占い師は私一人なので、多種多様なお客さまがいらっしゃるからです。
飲食店で例えるなら、和食専門とかイタリアン専門などではなく、ファミレス的な品揃えが必要なのですね、お客さまの笑顔を第一に考えると。
こってりステーキを望まれるお客さまもいれば、ヘルシー朝ご飯を望まれるお客さまもいるのです。
そのニーズを鑑定内容ではなく伝え方を変えることで、占いを楽しんでいただけるように心掛けております。
ただ、これは自分の環境によるところが大きいと思いますし、専門店タイプの占い師さんへのリスペクトは人よりも強いかもしれません。
職人感があって格好良いですよね。
素の自分は殻に閉じこもるのが好きなタイプ、人見知りな出無精タイプですので、占いは他者と繋がるためのツールでもあるのです。
いつも占いを通じてお客さまから幸せホルモン的な何かを分泌させていただいております。
さらに、自分の特技で誰かに貢献できるのは本当に幸せな状況だと思っています。
どんなお仕事でもそうだと思いますが、目的をお金に設定してしまうと途端につまらないものになってしまいますものね。
作業感が出て早く帰りたくなっちゃう。
でも、好きなことを好きなだけ続けるためなので、意外となんとかなったりもします。
話すことでお客さま自身が悩みを整理整頓できたり、単純に心が軽くなったりするのですね。
お客さまがピッチャーで、占い師がキャッチャーのイメージです。
ちなみに、私は野球に疎いのでこの例えが合っているかどうか1ミリも自信がありません。
具体的な内容ですと、未来を当てにいくよりも、どう行動すれば未来がより良くなるのかのアドバイスの方を重要視しております。
明日の天気予報が当たる当たらないよりも、雨に濡れない方法を知る方がお客さまにとって有意義だと個人的に考えているからです。
いや……時には雨に濡れながら歩くのもロマンチックですが……。
それよりも、うなずきながら聞いたり、批判とか否定をしなかったり、お客さまの感情を受けとめたり、ねぎらったりなどなど──といった部分を心掛けるよう自分に言い聞かせております。
占い師の発言として適切ではないかもしれませんが、人生がきっちりと確定していたらロマンがないじゃないですか。
中年の私だってこれから石油王になったり、海賊王になったりするかもしれない。
ブルーハーツがこんなことを歌っていたのを思い出します。未来は僕らの手の中と。
ボーカル担当の本業セラピストさんと二人組のバンドで、私は主にギターを弾いております。
ライブのお誘いお待ちしております。
むしろ地元での私は占い師ではなくミュージシャンの人として認知されていて、ありがたいことに「歌を歌っている人ですよね?」とお声がけいただく機会が多いです。
ちなみに、私はギター担当なので歌は歌いません。
厳密に言うと、音痴すぎてコーラスすらさせてもらえません。砂を噛む思いです。
生きがいをありがとう、占いの神よ。
私の好きな言葉に「オタクはなろうと思ってなるものではなく、気づいたらなっている。だから、辞めることもできない」という名言がありまして、まるで魔法にかけられたみたいに辞めることができない何かが誰にでも存在すると思います。
私にとってのそれが占いなのです。あと、ツイッターです。
私の知らない昭和やそれ以前の占いシーンでは、街の通りや神社などに青空占い師が普通に溶け込んでいたのだそうです。
今ではもう見られないそんな光景をぜひ目の当たりにしたい。
「一家にひとり占い師」の世が見てみたい。
そのために何をすれば良いのかを考えるのが楽しくて仕方がありません。
こちらも文化というか地域に溶け込んだ占い師ということになるでしょうか。
そこでお金に限らず米とか野菜とか鹿肉とかを対価に占いを提供する謎の古老として余生を過ごすのが目標です。
余生と言いますか、明日からでもなりたいので実現するために頑張って動いているところであります。
私は占いは単に未来を知るだけではなく、より良い明日に繋がる具体的な対応策を教えてくれるツールだと考えています。
そのお手伝いをするのが私の役目です。
占いを悩み解決の最後の砦ではなく、ぜひ最初の一手として活用していただければ嬉しいです。
それくらい気軽に「ちょっと疲れてきたからスーパー銭湯にでも行こうかな」くらいの感覚で当サロンへお越しくださいませ。
心よりお待ちしております。
そして「遠すぎるわ!」という大人数の声も聞こえた気がするのですが、ご安心ください。
メールでの鑑定もばっちり承っております。
最後に私のモットーで締めさせてください。
「占いがなくても僕らは死ぬわけじゃない。でも、それを人生とはあまりにも寂しいじゃない」。
最後までありがとうございました。
田野うづわさん情報
鑑定スタイル | 対面・メール鑑定 |
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鑑定料 |
【対面鑑定】 20分:2,000円 以降10分ごとに+1,000円 【メール鑑定】 |
得意な相談内容 | 恋愛全般 |
公式サイト | HPhttps://uzuwa.net/ ブログhttps://ameblo.jp/uzuwa/ |
@uzuwa | |
お問い合わせ先 | HPのお問い合わせフォーム |
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