東京都港区【宙星祝屋芝浦Canal Studio】宙星祝屋 若夏(そらほぎや わか)先生にインタビューを行いました。

占いとの出会いは何でしょうか？

生まれた時の「星座」を知ったのは確か5年生の頃だったと思います。母から教えてもらいました。

初めて自分で「占い」をやってみるようになったのは6年生の時。

ゲームとしてではない遊び方があると、従姉妹のお姉さんから「トランプ占い」を教わりました。

その後、当時流行していた占い雑誌を読むようになりましたが、中でも「星占い」「星座占い」は人の性格や考え方、相性などが分かるのが面白く、友達の誕生日を聞き出しては星座を調べて人物研究をしていました。

ただ、自分自身が海外生まれだったということもあり、ホロスコープ作成が必須の詳細な西洋占星術までは、当時はハードルが高くて手が出せませんでした。

はじめて相手を占ったのはいつですか？

社会人になってから、職場の同僚を相手にタロットカードを使って相談に乗るようになりました。

それが「相手を占う」ようになった始まりです。

本屋さんで見つけた本を片手に意味を調べながら、カードを読み解いていました。

占いは独学で学んだのですか？

結婚して子供が生まれ、今思えばいわゆる「サターンリターン」の時期を迎え、お決まりのように精神的なスランプ期にはまり込みました。

その頃、ずっと愛読していた雑誌の「星座占い」が突然当たらなくなり、「運命の歯車から外れてしまったのでは？！」と不安を覚えました。

そのことがきっかけとなり、占いが当たらなくなってしまった原因を解明するべく、西洋占星術の本を片っ端から買い集めて独学で勉強を始めました。

その後独学に限界を感じ始めた頃、占いの専門学校があることを知りました。

きちんと体系立てたバックボーンが必要と感じて、アカデメイア・カレッジのプロ養成コースに通いました。

そこで初めて、自身の正確なホロスコープを作成してもらい、正確なホロスコープが提供してくれる情報の精密さに感動し、ますます西洋占星術の面白さにのめり込むようになりました。

同じ時期に入学した同期が次々とドロップアウトしていく中、2年ほどで単位を揃えて、無事に学校公認のプロライセンスを取得しました。

また在学中から、課外で並行して「スピリチュアル分野」についても、ワークショップに通ったり、本を買い集めたりして学び始めました。

中でも、当時マウイ島に在住していたアメリカ人のクリスタルヒーラー、ジェーンアン・ダウ女史との出会いが、その後の自身のホロスコープリーディングの手法に多大な影響を与えてくれ、独自のスタイルの確立へと繋がりました。

プロとして活躍中の今でも、昔からずっと続けていることはありますか？

西洋占星術は考察と検証の積み重ねが何より重要です。

プロの占い師として旗揚げして18年目となりますが、現在もなお、その姿勢に変わりはありません。

日々の生活の出来事や時勢の流れの中に天界の惑星たちからの影響を感じ取り、考察を重ねて検証をする。

地道な研究とリーディング能力の研鑽に勤しむ毎日です。

占星術の特徴を教えてください。

西洋占星術には有史以来の長い長い歴史があります。

自然科学の一部として天文学の一翼を担っていたり医学にも応用されていた時代もあるなど、高度な学問として体系立てられた経緯があります。

そのため、理論的な整合性が高いのが何よりの特徴ではないでしょうか。

また西洋占星術では科学的な天体観測データに基づく占星天文暦を使用しています。

地球とその他の太陽系の惑星たちのダイナミックな連動を通じて、地球が宇宙の一部なのだと体感できるのもこの占星術の特徴でしょう。

このシステムのお陰で、何百年も昔に起きた出来事に「星」がどう影響したのかを検証することもできますし、逆に5年後、10年後の星の配置からわたし達のホロスコープ上でどのような影響を及ぼしそうなのかを予測することも可能となります。

特にこの「予測」の部分は、占い師側のスキルと直感に関わってくる部分ですが、先ほど言った通り西洋占星術自体が理論的に構築されています。

直感や霊感などのみに頼って答えを導き出す手法と異なり、過去を丁寧に検証していくことで未来予測に関する推論も立てられます。

では、ずばり西洋占星術の魅力とは？

直感的に読み取った情報も西洋占星術の理論の中で裏付けを取ることができるので、リーディングにブレが生じにくいことが魅力だと感じています。

どんな方から相談を受けますか？

わたし自身はホロスコープを「魂の成長のための教典」だと捉えています。

ホロスコープからクライアントさまの「魂が満足する生き方」に関する情報を引き出してお伝えしています。

そのため、人生の大きな節目をお迎えになられた方からのご相談が多いです。

「魂が満足する生き方」イコール「幸せな人生」という解釈から、仕事でも恋愛でも人間関係でも、全て「魂の満足」という主題に落とし込んでホロスコープを読み解いて、メッセージをお伝えしています。

お客様からどんな嬉しいお声をいただいていますか？

「占いをしてもらうのは若夏さんが初めてなんです」

「この話、誰かに話すのは初めてなのに、ついつい話してしまいました」

「人生の謎が解けました」

「過去の全てが繋がっていたことが理解でき、自信を持てました」

「これで良かったのだと安心することができました」

「○年前に言ってもらったことが、そのまま現実になりました」

ずばり先生の強みは何ですか？

ご相談案件を「魂の過去の歩み」と「今回の人生で魂が目指ざしてきた道」という軸に照らし合わせ、問題の本質を解き明かしていきます。

ホロスコープを自在に読み解く自由な姿勢で、チャネラーさんや霊能者さんのメッセージとシンクロする情報を引き出せるのが強みです。

アカデミックな専門学校で、正統な西洋占星術を基礎知識として身に付けましたが、その先は、自分自身が読み取りたい情報をホロスコープから引き出すスタイルへと応用を試みました。

わたしの場合には「対処療法」的な占いより「根本治療」的なアプローチを目指してきたので、より端的に抱えている問題の根本に到達できる手法を模索して、現在のスタイルに至ります。

ホロスコープから読み取っていくので、いわゆるスピリチュアルな情報を西洋占星術の理論に裏付けられた情報として伝えています。

このような切り口で宇宙観から政治まで幅広く読み解いていけるので、例えば占いやスピリチュアル世界とは対極の現実世界で生きていらっしゃる社会的な立場のある男性といったような方でも、受け取りやすい情報を提供できるのも強みのひとつでしょう。

この活動をはじめて良かったことは何ですか？

好きなことを勉強し、思う存分研究を続けてこられたということは、まさにライフワークを見つけることができたという喜びです。

大変だったこともあれば教えてください。

ライフワークを見つけることができたという喜びを感じる反面、

特定の団体に所属することなく個人ベースで活動してきましたので、稼業としては厳しい現実もかいくぐってきました。

学校にいた当時から耳にしていたことではありますが、占い師として大成するためには、占いのスキルだけでは難しいものがあると痛感しています。

先生のセッションスタイルやこだわりは何ですか？

わたしの場合は西洋占星術という「占い」をツールに「カウンセリング」を行っています。

ご相談内容をじっくりとヒヤリングしながら、クライアントさまご本人と、その方のホロスコープに描かれた星模様を擦り合わせて、まず過去の検証をしていくことから始めます。

西洋占星術は学問として体系立った、理論が成り立つ占術なので、きちんと勉強すればきちんとした答えを導き出すことのできる占術です。

ですのでホロスコープから読み取ったその方の過去の情報が当たっていることは、最低限の大前提です。

当たる占術ですから、読み取った情報が当たっていることは当然で、むしろその情報がクライアント様の現状と照らし合わせた時に、ご本人にとって納得感があるかどうかが重要となります。

過去の星の配置がクライアント様の人生にどのような影響を及ぼしたのか。

その答えをホロスコープと、クライアント様ご自身から引き出して照合し、その上でご相談ごとに応じて「未来」の星の配置から、先々の予測を立てていきます。

そして、先々でどのような選択をなさっていかれてもクライアント様が「魂からの満足」を得ることができるよう、それを可能にするヒントをお伝えしています。

また、占いに依存して頂きたくないので、できるだけ少ない回数でわたしの元を卒業して行かれる健全な関係を心がけています。

そのため、1回1回のセッションで最大限の情報を開示してお伝えしています。

セッション結果を伝える際、工夫していることはありますか？

セッションは一期一会だと考えているので、次のタイミングはないかもしれない、という前提でその時にお伝えできることをなるべく全てお伝えするようにしています。

あとで、「あれをお伝えしておけばよかった」という悔いが残らないよう「お伝えした方が良い」と直感に訴えてきたことは、その直感を信じてお伝えしています。

その際、わたしの屋号である「宙星祝屋」の中にある「祝ぎ(ことほぎ)」の精神を常に忘れないよう心がけています。

英語でBlessingsという概念があります。

どのような星の配置であれ、宇宙からの「祝福=Blessings」の側面が必ずあります。

星々からのメッセージを宇宙からの祝福だと捉えて頂けるよう、祝ぎの言葉として翻訳してお伝えしています。

例え頭を抱えてしまう現状が目の前にあっても、セッション終了後にご自身の足で安心して歩いていけるよう、祝ぎの言葉が先々の心の支えとなれば何よりの幸い、という信条です。

先生の今後の目標・夢を教えてください。

風の時代に突入し、少しずつ「変化」を実感している方が増えているように感じます。

「風の時代」という、西洋占星術の用語がこれだけ広く世間に響き渡ったことも象徴的でした。

時代の変化を感じとった方々が、新しい時代に合わせて「進化」を遂げることができるよう、橋渡しの役目を目指しています。

2003年にプロとして旗揚げをして以来、一貫して「魂」を主軸に置いたリーディングメッセージをお伝えしてきましたが、いよいよここからが本番なのではないかと感じています。

ここまでのキャリアの中で、ホロスコープから導き出してきた「宇宙の叡智（えいち）」の言葉の数々を、さらに多くの方々にお伝えしていきたいと考えています。

最後にこのインタビューを見ている読者にメッセージをお願いします。

西洋占星術は「星占い」「星座占い」の大元の占星術ですが、皆さんが「星占い」や「星座占い」という言葉からイメージする占いとは大きく異っていると思います。

月の満ち欠けが自然界に影響力を持つように、地球に生きるわたし達も、宇宙に浮かぶ惑星たちと連動しています。

それが体感できるダイナミックな占星術が、西洋占星術です。

目の前で繰り広げられる現実の中には、あなたに宛てられた宇宙からのメッセージが必ず含まれています。

それを読み解くためのツールがホロスコープです。

そのホロスコープを読み解くプロに、ぜひご用命ください。

本格的な西洋占星術の醍醐味をご堪能頂けます。