手相鑑定士のChikashi（ちかし）先生にインタビューを行いました。

以前、ユナイテッド航空の客室乗務員の職に就いていた時に、タイ人クルー（男性）と一緒に働きました。

噂で手相が読めると聞いていたので、フライト業務の休憩時間で読んでもらいました。

すると、私しか知り得ないことを、ズバリ言い当てたのです、しかも年齢もピッタリでした。

その時に、手相に興味を持ち、私自身も読めるようになりたいと思うきっかけになりました。

手相は、その人の思考や、健康状態、過去や、今後歩んでいかれるであろう未来への可能性を読み取ることが可能です。

手相は学び得たもの、経験したことを線として手のひらに表しますので、現在進行形でもあり、今後も変わり続けるのです。

そのため、6ヶ月、1年後には、今考えているものとは違うことも起こり得ます。

生活全般に関することです。

多いのは、お仕事、対人関係、健康面、パートナーとの関係性などです。

得意な相談内容は何ですか？

得意な相談はこれと言ってはないのですが、

クライアントの現状をプラスに変換することですので、どんなジャンルでも対応できると思います。

自分の考えがクリアーになった、スッキリした、何をすべきかわかった、すぐ行動に移してみたくなった、もっと自分のことを知りたいと思った。

このようなポジティブなリアクションを前にするととても嬉しいですし、鑑定士冥利に尽きます。

ネガティブな表現は使わないことです。

例えば、頑固という言葉。

個人的な解釈ですが、一般的は「頭でっかち、人の意見を聞かない」そのようなネガティブな表現として多々使われるような気がしています。

頑固でしたら、「意志が強い」と表現します。

優柔不断は「慎重で、たくさんの可能性に配慮できる」このように表現しています。

人生をポジティブに変換すること！

人生を楽しむ、謳歌するためにはポジティブマインドが不可欠です。

人生は１回きりです、その人生を最大限楽しむために、どんなマインドがその人にとっての理想なのか、引き出し、導く。

言葉で伝えるのは簡単ですが、クライアントさんの心に響き、理解し行動に移すことができるようにお手伝いすること。

アドバイスと言うよりも、クライアント自身で納得して、行動に移したくなるような言葉掛けを常にしています。

アドバイスはうまくいかなかった時は私の責任であり、クライアントは得るものがほとんどないです。

でも覚悟をもって行動するときは、これから起こりうるすべての結果を受け入れる準備ができているので、別の次元で物事を捉えることが可能です。

自分にとって何が必要なのか、何が好きなのか、何をしたいのかを見つけ出すお手伝いをすることが私の強みだと考えます。

良かったことは、クライアントのみなさんから感謝されることです。

では、深く印象に残っている鑑定エピソードを教えてください。

長くなってしまいますが、プロの鑑定士として活動する前に、SNSなどを通して、無料の写真鑑定の募集をかけました。

もちろん、対面とは違い、写真では画像から読み取れる情報には限界があります。

フラッシュで光って見えづらかったり、影になったりと、なかなかチャレンジングな鑑定ではあります。

ですが、対面鑑定に行きたくても、遠方なので行けないと言う方も想定して、写真鑑定がどれだけできるのか腕試しも兼ね、やってみることにしました。

早速、1件の写真鑑定希望のメールが届きました。

写真からは体調を崩しているのが読み取れました。

いきなり「体調崩していますか？」と聞くのも失礼かと思い、お酒を飲むのが好きですか？と聞きました。

すると「以前はよく飲んでいたのですが、体調を崩して今は飲んでいません。」と返答が。

そこで確信に変わり、体調のことを聞きました。

肝臓癌で余命も半年だと言われ、その方は自暴自棄になっていました。

独り身で寂しく、心細く、死の怖さも抱いていました。

しかも看護師なので、自分がこれからどんな風に病魔と戦うことになるのかも、全て把握しているようでした。

その方には、好きな人がいます。

でも病気が気がかりで、関係性もギクシャクしていました。

全て吐き出し、何をすべきか、今できるベストは何か？そう話し合いました。

当初は30分の鑑定の予定でしたが、2時間ほど過ぎていました。

全てをぶち開けた結果、彼氏は彼女のもとを去っていきました。

そして気になる方が現れ、気持ちを伝えると、その彼は結婚しようと言ってくださったそうです。

とても幸せそうに泣きながらその報告を受けました。

生きる勇気、病気と戦う力がフツフツと湧き上がっているようでした。

自分に正直に生きるということ、それを実践した彼女は精一杯幸せな人生を送れたのではないでしょうか。

時折思い出しています。

プロとしてやっていこうと思った最初の依頼が、この方でした。

いきなり死と向き合う現実、まだ私には実感のない死と向き合う世界。

自分の非力を痛感しましたが、彼女には本当に感謝の言葉をたくさんいただきました。

「自分をさらけだして、あとは相手に委ねる」

という言葉が彼女には響いたそうです。

彼女は私にはとても重要なキーパーソンです。

改めて、鑑定をするということの意味、人の人生を読むということを分からせてくれた方です。

逆に私が励まされているような感覚になりました。

鑑定募集を見つけてくれて本当に感謝です。

先生、鑑定エピソードをありがとうございます。

占いではなく、「今」を鑑定する。

未来は今の延長という認識だからです。

手相の他には、四柱推命を勉強しました。

2020年の3月末までの個人教室（都内）に通っていたのですが、昨年の2月でコロナ感染拡大のために中止になってしまいました。

約一年弱通いました。

四柱推命を勉強しようと思った理由は何でしょうか？

四柱推命を併用することで、より細かく具体的な運勢も手相と合わせて提供できると考えたからです。

企業の新人オリエンテーションやお客様感謝キャンペーンなどで半日ほど10:00～16:00で20分単位でいろんなお客様の手相を読みます。

どんな方が参加されていますか？

大半は女性でこれからの仕事への向き合い方や、不安な気持ちをみなさん打ち明けてきます。

手相鑑定士として個人ではいませんが、

クライアントさんを満足させることができる鑑定士はみなさん尊敬に値すると思います。

もっと手相を楽しく、多くの方に取り入れてもらえるようにするのが、目標です。

圧倒的に女性のご依頼が多いので、男性のご依頼も増えると嬉しいですね。

身体が疲れたら、マッサージやエステなどに行かれるように、

気持ちや思考が疲れた時に、手相がもっと身近でマインドをリフレッシュできるツールになれたらと考えています。

私は固定の鑑定場所を持ち合わせておりません。

お近くのカフェやご依頼主宅などで鑑定を行います。

鑑定場所は主に、埼玉県日高市＆飯能市周辺と群馬県館林市周辺です。

子供の進学に伴い、現在埼玉に移動しましたが、群馬県の館林周辺でも引き続き鑑定可能ですのでお気軽にお問い合わせください。