大阪難波浪速にある「うらないば」の後藤安賀里先生にインタビューを行いました。

占い師になるきっかけを教えてください。

占い師の先生が占いハウスにご紹介くださったことが、プロとしてやっていこう、と思ったきっかけです。

鑑定で心がけていることは何でしょうか？

カードにウソをつかないことと、ご相談者様が道を得て動きを作れるようにするための占いをすることを、常に心がけています。

占い師としての喜びを教えてください。

訪ねられたときは強張った表情のお客様が、帰り際には満面の笑顔になっているお姿をお見送りできるのが嬉しいです。

また「友達の付き添いで時間を持て余したから」とか「別に悩みはないけどなんとなく」と言って入ってこられた方が、鑑定が終わった後に「あ～楽しかった！なんとなくあったモヤモヤがスッキリしました！」「めっちゃ背中を押してもらったわー」とおっしゃってくださると、占い師をやっててよかったなぁ、と思います。

先生にとって占いとは何でしょうか？

私にとって「占い」は、灯を得るものです。

辺りに混沌としたモヤがかかっていても、どぎつい光で目くらましを食らっていても、たとえ真っ暗でも、タロットやホロスコープといった道具を使って、見えなくなっていた道に灯を照らすことで、ご相談者様の現実的な動きをお手伝いできるもの、だと思っています。

占いの魅力を教えてください。

探究し続けられる広さと奥深さがあるところ、です。

これからやってみたい事がございましたら教えてください。

現在大阪市内の地元で営んでいる占いのお店「うらないば」を、カフェが併設した、日本や海外問わず若い職人が集まるシェアハウスへと広げたいです。

占い師として、今後はフランス在住時代の経験も活かしながら、訪ね来られる人が元気を持ち帰っていただける「場」づくりを続けていきたいと思います。

座右の銘は何でしょうか？

緩ぶ事無く、怠る事無く

祝詞の一節ですが、この節を思うと心強く前向きになります。

太陽水星魚座で乙女座気質が強いからでしょうか……この一節は、自分にちょうどよく、響いてきます。

お休みの日やプライベートな時間はどのように過ごされていますか？

リフレッシュも兼ねて、定期的に、先達の案内の元、神社仏閣へお参りに行くことをしています。

占い師の仕事は、占術から読み解いたことを言葉でお伝えすることで、尋ね来られる方が現状に抱えておられる悩みや憤りから抜けて納得する方向へ動けるようにすること、だと思っています。
けれど占いの扱いを誤ると、人を脅したり、まやかしや誤魔化し、呪詛の種になってしまうことがあります。

そのため、定期的にご神仏に手を合わせ問答し自分を律する旅にでかけるのですが、それがまた、いい具合の切り替えになって、楽しんでいます。

あとは……日本ではマイナーな古典タロット「Le Grand Etteilla」の文献を海外から取り寄せて読むことが、今の趣味になっています。

仕事とプライベートの区別があまりないのです（笑）

「友達には相談できなくて」や「人には話しずらい」といった前置きからご相談を頂くことがよくあります。

経営者からのご相談や仕事に関するご相談は特に多いかもしれません。占いだからこそ、社会的な立場に関係なく、今抱えられているしんどさや辛さ、周りの誰にも言えないどんなお話もお聞きすることができると思っています。

占いを使って、どんな選択があるのか、どう動けばいいのか、どうすれば動きやすくなるのか、などを読み取りお伝えすることで、あなたの不安になっている部分が解消され動くきっかけがつかめるかもしれません。

ぜひ、あなたご自身が自分で考えて行動するために、占いを活用してみてください。現実は、望む方向へ着実に動いていきますよ。