静岡にある占いサロン・渡邉やす子先生にインタビューを行いました。

占い師になろうと思ったきっかけは何でしたか？

占い師になる前から私はいずれ人の助けになる仕事をすると、確信はもってませんでしたが思っておりました。

なぜかと申しますと、私が嫁いだ先の義理の母が拝み屋さんに熱心に通っておりました。
義理の母が私を拝み屋さんのところに連れていき、拝み屋さんは私に向かって

あんたは深い因縁を抱えている。
縁もゆかりのない拝み屋さんに言われました。

そもそも因縁とはなんだかわかりませんでした。
何回も拝み屋さんのところに行くうちに、私の使命がここではっきりわかりました。

そうだ私は拝み屋さんから導きをいただいたと思いました。
将来、きっと私も拝み屋さんのような仕事をすると。

夫と結婚して初めて占いに接することなり拝み屋さんの霊能力に唖然としました。
凡人には見えない世界を拝み屋さんに何も情報も知らせていないのになぜわかるか。

不思議でした。
また、夫は私と結婚する前に仕事場で占い師に出会い、君は一人娘を嫁にもらい職業は銀行員か、公務員のかたい仕事の人といわれそうです。

その時は適当に聞いていたようで、当たるわけがと思っていたそうです。
それが数年たち、占い師さんの言っていたことが現実となり、もっとその占い師さんにいろんなことを聞いておけばよかったと残念がっていました。

その占い師さんは４０代ですでに亡くなっておりました。

そんなわけで占い師になるきっかけを拝み屋さんからヒントをいただきました。

私にも霊感がある。
それを仕事にできないか。

新宿で路上デビューされてますが、東京の路上で占いをはじめようと思った経緯を教えてください。

占い師なる前、東京原宿にあります占いスクールタリムでタロットを習いました。
静岡から毎週通い６か月ほど通いました。

その時、静岡から東京までの交通費の節約のため、御殿場線と東海道線、小田急線、あと忘れましたが、東京駅から乗り換えて原宿駅まで４駅を乗り換え、往復８時間かけて毎週占いのタリムに通いました。

その時、新宿駅の小田急百貨店の前に夜いつも占い師さん１０人ぐらい居て占いのスクールが終わったら占い師さんに占ってもらおう。
ワクワクしておりました。

占うスクールも終わり、この方に占ってもらおうと前々から目をつけていた占い師さんに占ってもらった結果、なんと、あなたは占い師に向いていない、名前に画数ダメ、手相ダメ、生年月日ダメ。ダメダメ尽くし。

占い師さん曰く、私はこの道３０年以上占い師を続けているが、いまだに苦労している、食べていくために。
およしなさい、占い師なんか甘いもんじゃない。
静岡でお仕事探しなさい。

そう言われました。
でも月日がたち、銀座の路上占いでは、月平均６０万円を維持しておりました。

新宿の占い師さんの占いは大きく外れました。
占い師さんの占いを信じないで私の霊感で占い師を目指しました。

新宿のデビューですが、新宿の繁華街をさまよい歩き歌舞伎町近くでこのお店の前ならお店が終わった後占いができると思い、お店の方から暗黙の了解をいただき午後９時から朝の５時まで占いをしておりました。

みんなは朝まで一人でやって怖くないのとよく言われましたが、私としては必至でしたから怖いなど思う暇もありませんでした。

夜お店の軒下で占いしていると二人の男性が話しかけてきて、僕たちもおばちゃんと一緒にそこで占いしてもいいかなと近寄って来ました。
私も一人より３人のほうが心強いしそれに相手は男性。
ねがったりかなったりです。

意気投合して３人で占いをすることになりましが、なぜか男性二人はお客様がつかず、
おばちゃんここは仕事にならないから六本木に行かない。
あそこは、朝までお客が大勢いて遊んでいるお客がいる。

六本木なら何とか金になると男性二人が自慢げに話しました。

私は話は聞いたことはあるが、六本木など行ったことはなく興味津々。これもご縁と思い早々に新宿を後にして六本木に行ったはいいが、どこで占いするかそもそも路上でしか占うところがない。

適当な場所を３人で見つけて離れ離れで占いするが男性二人は全然お客さんがつかず、そのうち男性二人が六本木から居なくなりました。

私だけは何とか毎日飽きずに静岡から往復８時間かけて通いました。
でも、路上占いをしていると警察がうるさくさんざん怒られました。

でもある時、たばこやのおばさんに声をかけられて、あなたどこから来ているのと聞かれて静岡から毎日来ています。

私のことを気の毒に思ったのか、あなたもしよかったら私は近くでたばこを扱っているお店をしている、夜９時にお店がしまるので敷地内なら占いしてもいいよ。

気軽にOKが相手から言われました。
なんと幸運なんだろう。

警察に怒られる心配も今後ない。ありがたかったです。
それからおばさんの厚意で占いはすんなりとお客さんもついてまだ駆け出しの占い師ですから、食べていけるほどではありませんでした。

そのころ、夜中に占いをしているとあんたそこで何しているの。
店のおやじに怒られるよ。俺なんて少しこの場所で占いしただけで怒られた。
悪いことは言わないから、ほかの場所見つけてやりな。

この男性の方に事情を話、私はお店の方から敷地内で占いしていいよ。
了解をいただいています。

そうなんだ、俺なんか何度も、お店の人にやらせてくれと言ったら嫌な顔されてやらせてもらえなかった。
あんた、根性あるね。見直したよ。ところであんたどこから来ているの。

実は静岡から毎日通っています。
嘘だろう。ほんとです。

ところでどこから、熱海を超えた駿東郡長泉町です。俺も子供のころ中伊豆が実家。
あんたと縁を感じるよ。会ったばかりなのに。

よしよろしければ俺、家が小岩だかあんたが良ければ俺の家に泊まりな。
彼女は泊めたことはあるけど、それ以外女泊めたことない。

お言葉に甘えて２泊お邪魔することになり、いろいろ過去の話になり花が咲きまた。

あのさー、あんたこれからどうするの、言っておくけど六本木はリピーターさんつかないよ。
俺が経験しているから。

あんた、占いで食べていくなら、俺、銀座にたまに行くよ。俺占い師になって３０年だから、中学卒業していろいろあって占い師になった。
銀座においで、良いお客さん付くよ。

でも、銀座にいってみたが、有楽町の駅前、銀行の前、数寄屋橋の公園、その周り占い師さんがいてとても私が入るスキがない。

でも何と、証券会社の玄関で午後３時から警備員がいても占いができることになった。
これも私にしてみれば幸運の女神が舞い降りた。

新宿といい六本木といい銀座といい。
すべて、他人さんとのご縁。

鑑定する上で心掛けていることは何でしょうか？

お客様に対して霊感で占ったことをわかりやすくお伝えして、お客様の望んでない結果でもお伝えしております。

現実を見ていただくことで妄想を追うのでなく、足元を見ること。

お客様には伝えております。

鑑定歴20年以上とこれまでに多くの方を占ってこられて、その中で一番心に残っている鑑定エピソードを教えていただけますか？

２０年前になりますが、テレビ番組の取材で、ザ・ノンフィクションに出させていただき取材期間６か月、６０回以上現場取材があり、銀座の路上鑑定の様子から大井町のボロアパートに来ての生活の様子、夫は（静岡）私は（東京）１０年間別居、取材はかなり広範囲でした。

９月に私の路上占い師のテレビが放映され、かなりのインパクトがあったようです。
その番組を見ていた方が私を探して銀座に来ました。

先生の番組を見て感動しました。私は今、歯医者の受けをしていてこのままでは先が見えない。　　　
離婚したばかりで生活がおぼつかない。女医からバカにされていました。

いつか見返してやろうと思っていたところ、たまたま見ていた番組に感動して先生にぜひ占ってもらおう。

でも銀座を探したがなかなか先生が見つからない。
かなり苦労してやっと見つけたと言っておりました。

先生の鑑定で、シビアなことを言われてこのままでは先が厳しい
資格をとりなさい。

お客様はこれからの残された人生を深く考えて答えを出したようで、私に話してくれました。

３２歳ですがナースになりたい。
遅いかもしれないが挑戦してみる。

それからの彼女は一般入試で頑張りましたが、残念ながら落ちてしまい、落ちた箇所を重点的にお金をかけてセミナーに通い、２年目にしてやっとナース学校に入ることができました。

でももともとお金に余裕がなく、三か所の仕事を掛け持ちして時間の短縮のためにバイクを買い、勉強は仕事の仮眠時間やバイクの信号待ち時間を使い単語を覚えたり大変だったようです。

でも３年生の時、勉強がついていかず、３年生をやりなおして足掛け５年でやっと念願かなってナースなり、ご報告がありました。
　　
今ではベテランのナースです。
ご縁があり彼女は結婚もして幸せをつかみました。

彼女がよく言うのですが、あの番組を見たのがきっかけで今の自分がいると。

占い師としてのやりがいを教えてください。

やりがいは何といっても先生に占ってもらってから気持ちが前向きなり元気になったことです。

今までご自分自身の悩みを相談する相手がいず、心の中を吐き出し相談できたこと。

皆様そうおっしゃいます。

私の役目はこれからの未来に向かってお客様、おひとりおひとりにあった解決策をお話しすることです。

先生にとって占いとは何でしょうか？占いの魅力を教えてください。

私の生まれ持った能力をひと様のためにお力に添えること。

統計学ではない、これからの未来を占うこと。

ワクワクいたします。

今後の目標ややってみたい事がございましたら教えてください。

私はかなり波乱万丈おありをしており、両親の自殺、経営難、自分の病気（30年病院に通院、東京の　順天堂病院）、子育ての悩み、それに銀行員時代、職場の男性に騙されて、二股かけられ私はただのお金目的に利用するに価値がある女。だけ

そんなこんなで、これからはセミナーを重点に活動する予定です。

スタッフもいますので、「人間はどう生きるか」をテーマに

また、占い師歴２１年なり占い師さんになりたい方のための仕事になるやり方や、怪しい電話会社がかなりありますから私は電話占い歴１６年になり対面占いは２１年、そろそろ私の経験を皆様に教えたいと思っております。

銀行員、アパート業、飲食業、旅館の女将、占い師様々な職に就き、私の失敗も含めてお話しできればいいと思っております。

終活もテーマ入れております。

座右の銘は何でしょうか？

今ある自分を飾ることなく、明日命がないと思うつもりで今日できることは今やる。

一日生きられることに感謝。

人のご縁に感謝。

私は今までの人生で、かならずと言って人に助けられてきました。
今も人に助けられています。

イギリス、フランスを数年前渡航しましたが、お供の方が全部サポートしてくださり、無事帰国できました。

わざわざイギリスまで行ってくれて、イギリスでは別の方のサポートあり、フランスでは別の方のサポートあり、帰りもサポートの方と帰国。

すべて私の力でできたわけではなく人さまが支えてくれました。

お休みの日はどう過ごされていますか？

そもそも、３６５日お休みを取りません。

趣味を言えばローソクを集めることと、音楽を聴くこと。

テレビはほとんど見ません。

庭の木の手入れをしたり、観葉植物を育てること。

そのくらいです。

なぜか、見切り品の観葉植物が大きく育ちサロンの部屋は緑でいっぱい。

失敗してもマイナスに思わず失敗をばねに前に進むのみ。

人生にはやらない後悔より、やってお勉強なる経験値。

反省あり、人生死ぬまで生きる。